IELTS対策(効率重視!5ヵ月でOverall5.0から7.0まで上げた方法)

ここでは、留学準備の中で日本人にとって一番鬼門となる英語試験対策について、書いていきます。

 

主に以下のような人向けに書いています。私自身がこうだったということですが…。

 

  • 英語に対して苦手意識が強い
  • とにかく最短でスコアアップをしたい
  • 地力ではなくテクニックでカバーしたい

 

英語に自信のない方がテクニックで突破する手助けができればと思っています。

TOEFLとIELTSの比較については、こちらをご参照ください。

 

 

はじめに

まず、私のスコア推移を載せます。

  3月 4月 5月 6月 7月 8月
Reading 5.5 6.0 7.0 7.0 - 8.0
Listening 5.0 5.0 5.5 6.0 - 7.0
Speaking 4.5 5.0 5.5 5.5 - 6.5
Writing 5.0 5.5 6.0 6.0 - 6.5
Overall 5.0 5.5 6.0 6.0 - 7.0

 

大体 毎月0.5ずつスコアが上がっているのがわかると思います。

0.5上げるのに必要な勉強量は100時間~300時間ほどらしいですが、私の勉強時間は毎月100時間ちょっとだったので、比較的効率よくスコアアップができた方なのだと思います。

 

では、英語の才能があったからかというと全くそんなことはなくむしろ逆です。常に英語は苦手でした。なので、おそらく勉強方法が良かったのだと思います。

この勉強方法が皆さんのスムーズなスコアアップの助けになればと思います。

 

まず、全セクション共通で効率良く勉強するための軸として、Agosの講座受講を強くおすすめします。私はAgosの「IELTS 6+対策パッケージ (S)」を受講しました。

とにかくIELTSは特殊な英語試験で、効率的なスコアアップには専用の対策が必要なので、長年の指導経験のあるAgosのような塾に頼ってしまうのが一番手っ取り早い方法です。

 

ただし、結構お金がかかるので(上記パッケージは40万円超だったと思います)、教材だけメルカリ等で買うのもありかもしれません。

本当に必要最低限ということであれば、リスニングとライティングの授業(もしくは教材)だけでもいいと思います。理由は各セクションの勉強方法を見てください。

 

以下では、各セクションの勉強方法を見ていきます。

 

Reading

多くの日本人にとっては、点を取りやすいセクションです。

Overall7.0を目指すならここで8.0は取っておきたいところです。

 

私がやった対策は以下2つです。

このセクションは正直Agosの教材はほぼ使いませんでした。

 

1. 単語帳を何周もする

単語帳のおすすめはこちらになります。

 おすすめのポイントは何と言っても熟語も収録されていることです。

私は、この単語帳一本で何周もしました。

何周もというと気が遠くなるように思いますが、完全に覚えている単語はチェックしておいて次回以降飛ばせばいいので、本当に辛いのは一周目だけです!

 

一応もう一つ有名な単語帳として、以下の単語帳も紹介します。

私は使わなかったですが、必須英単語4400に飽きたら気分転換にこちらを使うのもありかもしれません。

 

2. 回答速度を上げる

IELTSのリーディングは時間との勝負です。内容自体は上記の単語帳で勉強をすれば、それほど難しいものではありません。

とにかく時間内に解き終わることができるようにしましょう。

 

回答速度を上げるためには、大きく分けて以下2点が実現できればいいと思います。

①英文速読スキルの向上

②IELTSリーディングのコツを掴む

 

しかし、正直①はどうしたらいいかよくわかりませんし、正攻法でいくなら多読をする等相当な時間がかかると思います。

そこで、私は①は無視して(自然な能力向上のみに身を任せて)、②に注力しました。

 

結論を書くと、以下の方法で時間内に解くことができるようになりました。

前提として、IELTSのリーディングは問題が文章の順番通りに並んでいます。

なので、文章を読みながら順番通りに問題を解くことが出来ます。

 

(1) 文章を読む前に問題文を先に全部読む(どんな問題があったか簡単に記憶しておく)

(2) 文章を上から読んでいき、1問目に関連する箇所にきたら一旦ストップ

(3) 該当の箇所を熟読し、1問目の問題を解く

(4) 続きから文章を読んでいき、2問目に関連する箇所にきたら一旦ストップ

(5) 該当の箇所を熟読し、2問目の問題を解く

(6) 以降繰り返し

 

これは、あくまで私に合っていた方法で、実際は人それぞれに合ったやり方があると思います。公式問題集をいくつも解いてコツを掴んでいくのが近道でしょう。

以下、現時点での新しいバージョンの公式ガイド、問題集を紹介していますが、古いものでもそれほど違いはないと思います。私は合計三冊ほど買いました。

 

 

 

Listening

次にリスニングです。このセクションも日本人としては取りたいところではないでしょうか。私は、かなり苦手でしたが・・・。

 

正直このセクションについては効率的な対策が最後までわからず、Agosの授業で教わった方法に頼っていました。

 

具体的には、シャドーイングという練習方法です。

シャドーイングとは、英語を聞きながら少し遅れて復唱し続ける方法のことです。

シャドーイングの詳しいやり方、効果については、色々なサイトで説明されているのでそちらをご参照ください。)

 

かなり有名なリスニング力改善方法ですが、私は正直それほど劇的な効果は体感できませんでした。

 

あとは、スピーキング対策にしていたDMM英会話がリスニング力向上にも少し役立ったかなと思います。

 

当時はやっていませんでしたが、留学後にNetflixやHuluなどをひたすら見続けていたらリスニング力が上がったので、時間に余裕があれば休憩がてら海外ドラマを見るのもいいかもしれません。

 

Writing

ライティングは、なかなかスコアを取るのが難しいセクションですが、コツを掴むことで(テンプレを覚えることで)6.5くらいまでは上げられるセクションです。

 

このセクションは、Agosの教材がめちゃくちゃ役に立ちました。

Agosの教材では、どのような種類の問題が来ても対応できるように、いくつかのテンプレを学ぶことができます。

勿論テンプレが使えるのは一部の箇所だけですが、それでも時短やミス防止に絶大な効果を発揮します。

 

どうしてもその場で書かないといけない箇所もありますが、それも問題集をたくさん解いているうちに自身のちょっとしたテンプレみたいなものが蓄積されていくと思います。

まとめるとライティング対策としては、以下の二点です。

 

①Agosのテンプレを覚える

②問題集をひたすら解いて、Agosのテンプレで対応が不可能な箇所についてカバーするテンプレを自分の中に蓄積していく

 

②については、公式問題集の他に以下の参考書を使いました。主にスピーキング対策に使った参考書ですが、本当におすすめなのでこの参考書はぜひ買ってください!

 

 

公式問題集は、リーディングと同じく以下のものを使用しました。

 

 

これらを解いていると、色々な問題で使える表現が見つかってくると思います。

そういった多くの問題で使える便利な表現集を独自に作っていくのが、効率的なスコアアップ方法だと思います。

 

Speaking

日本人にとって最大の鬼門のスピーキングです。私も最初は4.5しか取れませんでした。

しかし、最終的に(あまり英会話力が上がることのないまま)6.5を取れましたので、テクニックで乗り切れるセクションでもあるのだろうと思っています。

6.0でもOverall7.0達成はできると思いますが、目標は一旦6.5にしておきましょう。

 

まず、Agosの授業についてですが、途中から行かなくなりました。

授業のスタイルが日本人同士でペア組んで英会話の練習といった形で、個人的にはあまり意義を見出せなかったので…。

 

 

スピーキング対策としては、以下の二点が必要になります。

 

①英会話力を上げる

②IELTSスピーキングのコツを掴む

 

①は正攻法ですね。地力が上がれば、当然スピーキングスコアは伸びると思います。

①のために、私はDMM英会話を使っていました。DMM英会話は、IELTS対策の教材が使えるので非常におすすめです。値段もとってもリーズナブルです。

 

次に説明する②で強化しづらい部分である咄嗟の対応や英会話慣れ(緊張しなくなったり)は実際に会話しないと難しいので、②と併せてDMM英会話はやるべきだと思います。

 

②については、以下の参考書を使いました。

ライティングのセクションでも書きましたが、この参考書は本当におすすめです!

この参考書を紹介したいがために記事を書いたと言っても過言ではないくらいです。

 

 

 

では、具体的にどう使えるかということですが、単純にテンプレ習得に使えます。

IELTSスピーキングは当然毎回質問内容が変わるのですが、それでも似たような質問を聞かれることが多く、ライティングほどではないですがテンプレ習得は絶大な効果を発揮します。

上記参考書の回答例を覚えながら、自分だったらどう答えるか本に追記しつつテンプレをどんどん増やしていきましょう。