留学準備に役立つものリスト
ここでは、留学準備全般に役立つ参考書、サイト、サービス等を一覧でまとめます。
どうしてこれらがおすすめなのかは各記事(IELTS対策、GRE対策)に書いていますので、そちらをご参照ください。
1. Agos
Agosは留学準備に特化した塾です。
TOEFLにしろIELTSにしろ専用の対策は必須です。その際に一番効率的な方法は、お金をかけて長年の経験のある塾に頼ることだと思います。
ただ授業料はそれなりに高いので、お金を節約したい場合は教材だけでもメルカリ等で入手しましょう。
2. DMM英会話(超オススメ!)
TOEFL、IELTSのスピーキング対策にとてもおすすめです。
料金も安く、TOEFL、IELTS対策の教材もあり、かつiKnow!という有能アプリが無料で使えるという特典付きであるからです!
英語試験対策、GRE対策、また留学後の海外生活においても役立つこと間違いなしなので、DMM英会話はぜひ加入しましょう。
3. IELTS参考書
IELTSを選択する場合には以下の参考書がおすすめです。
この辺りの参考書は多くの人が共通して使うものだと思うので、勉強を開始した段階で全て購入してしまって問題ないと思います。
① 単語帳(どちらか一方)
② 公式ガイド、問題集
③ スピーキング・ライティング対策参考書(超オススメ!)
4. GRE参考書
GREの参考書は以下のものがおすすめです。これらも多くの人が共通して買うものだと思うので、事前に購入してしまっていいと思います。
また、DMM英会話の欄で書いたiKnow!も非常におすすめです。
① Agos監修のGRE対策本
② 公式ガイド
5. 英語翻訳、添削サービス
出願書類作成時に頼りました。
英語翻訳を初っ端頼むと料金が嵩むので、一旦DeepLを使って英語に翻訳し、添削を依頼するのがおすすめです。
(DeepLは非常に高精度な翻訳ソフトで、ネイティブに見せてもあまり違和感がないと言われました。)
英語の添削はココナラ等を使うと安く済むと思います。
効率的なGRE対策
この記事では、GRE対策について書きます。
私はGREは独学で乗り切りましたので、独学での勉強法について紹介します。
一ヵ月半ほどの勉強の後、私の最終スコアはV150, Q169, AW3.0でした。
決して高くはないですが、日本人留学生としてはまあ十分な成績かなと思います。
少なくともスコアで切られることはないと思います。
Verbal
Verbalは非常に難しいです。英語ネイティブが受ける国語のテストのようなものなので、そりゃムズイのは当たり前なのですが。
私がした対策は以下二つです。
①問題に慣れる、コツを掴む
②頻出単語の習得
まず、①に関してですがAgos監修の参考書を使いましょう。
これを使って、問題の形式に慣れることからスタートします。日本語で書かれた本なので、非常にわかりやすいです。
ある程度形式に慣れたら、その後は公式ガイドを使って数をこなしましょう。
おそらく時間内に解くことが難しいので、頭から全部解いていくのは避けた方がいいと思います。
自分の得意とする問題形式を探してそこを優先して解くことで、スコアが上がると思います。
次に②頻出単語の習得です。
私はiKnow!というアプリを使いました。
このアプリでは、Agosと共同開発のGRE単語集を使うことができます。
利用料月額1510円と高いのが難点ですが、Agosの講座を受講して教材をゲットすることに比べたら安いものでしょう。
またまたなんとDMM英会話の会員なら無料で使うことができます!
私もDMM英会話の会員だったので、使ったわけですがこれは本当に便利でした。
DMM英会話はIELTS、TOEFLのスピーキング対策にもなると思うので、ぜひ受講しておきましょう。
Quantitative
次にQuantitativeです。これはスコアを稼ぎたいセクションです。
理系の大学院であれば168~170が必須となるでしょう。
対策としては、頻出単語の習得メインでやりつつAgosの参考書で問題形式を確認すればいいと思います。
私はここでもiKnow! と以下の参考書を使いました。
このセクションはそれほど難しくないので、さくっと終わらせましょう。
Analytical Writing
正直このセクションはほとんど対策らしい対策をしませんでした。
IssueとArgumentという二つの問題があるのですが、IssueはIELTSで覚えたテンプレを流用して、Argumentはどこかのウェブサイトに載っていたテンプレを参考に自分でテンプレを作ったりしました。
最終スコアも3.0という微妙なスコアなので、あまり自信をもって伝えられる対策もないのが正直なところです。
IELTS vs TOEFL
この記事では、TOEFL94~101、IELTS7.0を目指した場合の比較をします。
このスコアは以下サイトの換算表(TOEFL 94~101 = IELTS 7.0)を基にしています。
まず結論ですが、特段理由がない限りIELTSをお勧めします。
巷で言われている一般論としても、個人的な体感としても、IELTSの方がスコアメイクしやすいです。
主な理由は以下の通りです。
①リスニング力がTOEFLほど問われない
TOEFLはライティング、スピーキングでもリスニング力が問われます。(正確に言うとIELTSスピーキングもリスニング力は問われますが、短文の質問ですし面接なので聞き取れなければ聞き返せます。)
もし、リスニングが苦手であるなら圧倒的にIELTSをお勧めします。
②Overallの計算の仕方
IELTSではOverallのスコア計算の際に、0.5スコア刻みで一番近いスコアに切り上げ切り下げが発生します。
例えば、全セクションの単純平均が6.25だった場合は切り上がってOveall6.5に、6.125だった場合は切り下がって6.0になります。
つまり、7.0を取る場合は単純平均6.75でいいと言うことになります。
一方、IELTSの方がやや難しいなと思う点はリスニングの試験で、単語のスペルを正確に書く必要がある点です。せっかく聞き取ってもスペルミスは0点になります。
TOEFLは選択問題なのでその点は有利です。
また、IELTSを選ぶ際の注意点として、IELTSを受け付けない米国の大学がある点に注意しましょう。
私の経験上は20校ほど調べて1校だったので、それほど気にする必要はないと思いますが、事前に志望校の要件は確認しておきましょう。
また、IELTSの方が要件が厳しい大学も存在しますので、そこも事前に確認しておきましょう。(例えばTOEFL100、IELTS7.5等)
IELTS対策(効率重視!5ヵ月でOverall5.0から7.0まで上げた方法)
ここでは、留学準備の中で日本人にとって一番鬼門となる英語試験対策について、書いていきます。
主に以下のような人向けに書いています。私自身がこうだったということですが…。
- 英語に対して苦手意識が強い
- とにかく最短でスコアアップをしたい
- 地力ではなくテクニックでカバーしたい
英語に自信のない方がテクニックで突破する手助けができればと思っています。
※ TOEFLとIELTSの比較については、こちらをご参照ください。
はじめに
まず、私のスコア推移を載せます。
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | |
Reading | 5.5 | 6.0 | 7.0 | 7.0 | - | 8.0 |
Listening | 5.0 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | - | 7.0 |
Speaking | 4.5 | 5.0 | 5.5 | 5.5 | - | 6.5 |
Writing | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.0 | - | 6.5 |
Overall | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.0 | - | 7.0 |
大体 毎月0.5ずつスコアが上がっているのがわかると思います。
0.5上げるのに必要な勉強量は100時間~300時間ほどらしいですが、私の勉強時間は毎月100時間ちょっとだったので、比較的効率よくスコアアップができた方なのだと思います。
では、英語の才能があったからかというと全くそんなことはなくむしろ逆です。常に英語は苦手でした。なので、おそらく勉強方法が良かったのだと思います。
この勉強方法が皆さんのスムーズなスコアアップの助けになればと思います。
まず、全セクション共通で効率良く勉強するための軸として、Agosの講座受講を強くおすすめします。私はAgosの「IELTS 6+対策パッケージ (S)」を受講しました。
とにかくIELTSは特殊な英語試験で、効率的なスコアアップには専用の対策が必要なので、長年の指導経験のあるAgosのような塾に頼ってしまうのが一番手っ取り早い方法です。
ただし、結構お金がかかるので(上記パッケージは40万円超だったと思います)、教材だけメルカリ等で買うのもありかもしれません。
本当に必要最低限ということであれば、リスニングとライティングの授業(もしくは教材)だけでもいいと思います。理由は各セクションの勉強方法を見てください。
以下では、各セクションの勉強方法を見ていきます。
Reading
多くの日本人にとっては、点を取りやすいセクションです。
Overall7.0を目指すならここで8.0は取っておきたいところです。
私がやった対策は以下2つです。
このセクションは正直Agosの教材はほぼ使いませんでした。
1. 単語帳を何周もする
単語帳のおすすめはこちらになります。
おすすめのポイントは何と言っても熟語も収録されていることです。
私は、この単語帳一本で何周もしました。
何周もというと気が遠くなるように思いますが、完全に覚えている単語はチェックしておいて次回以降飛ばせばいいので、本当に辛いのは一周目だけです!
一応もう一つ有名な単語帳として、以下の単語帳も紹介します。
私は使わなかったですが、必須英単語4400に飽きたら気分転換にこちらを使うのもありかもしれません。
2. 回答速度を上げる
IELTSのリーディングは時間との勝負です。内容自体は上記の単語帳で勉強をすれば、それほど難しいものではありません。
とにかく時間内に解き終わることができるようにしましょう。
回答速度を上げるためには、大きく分けて以下2点が実現できればいいと思います。
①英文速読スキルの向上
②IELTSリーディングのコツを掴む
しかし、正直①はどうしたらいいかよくわかりませんし、正攻法でいくなら多読をする等相当な時間がかかると思います。
そこで、私は①は無視して(自然な能力向上のみに身を任せて)、②に注力しました。
結論を書くと、以下の方法で時間内に解くことができるようになりました。
前提として、IELTSのリーディングは問題が文章の順番通りに並んでいます。
なので、文章を読みながら順番通りに問題を解くことが出来ます。
(1) 文章を読む前に問題文を先に全部読む(どんな問題があったか簡単に記憶しておく)
(2) 文章を上から読んでいき、1問目に関連する箇所にきたら一旦ストップ
(3) 該当の箇所を熟読し、1問目の問題を解く
(4) 続きから文章を読んでいき、2問目に関連する箇所にきたら一旦ストップ
(5) 該当の箇所を熟読し、2問目の問題を解く
(6) 以降繰り返し
これは、あくまで私に合っていた方法で、実際は人それぞれに合ったやり方があると思います。公式問題集をいくつも解いてコツを掴んでいくのが近道でしょう。
以下、現時点での新しいバージョンの公式ガイド、問題集を紹介していますが、古いものでもそれほど違いはないと思います。私は合計三冊ほど買いました。
Listening
次にリスニングです。このセクションも日本人としては取りたいところではないでしょうか。私は、かなり苦手でしたが・・・。
正直このセクションについては効率的な対策が最後までわからず、Agosの授業で教わった方法に頼っていました。
具体的には、シャドーイングという練習方法です。
シャドーイングとは、英語を聞きながら少し遅れて復唱し続ける方法のことです。
(シャドーイングの詳しいやり方、効果については、色々なサイトで説明されているのでそちらをご参照ください。)
かなり有名なリスニング力改善方法ですが、私は正直それほど劇的な効果は体感できませんでした。
あとは、スピーキング対策にしていたDMM英会話がリスニング力向上にも少し役立ったかなと思います。
当時はやっていませんでしたが、留学後にNetflixやHuluなどをひたすら見続けていたらリスニング力が上がったので、時間に余裕があれば休憩がてら海外ドラマを見るのもいいかもしれません。
Writing
ライティングは、なかなかスコアを取るのが難しいセクションですが、コツを掴むことで(テンプレを覚えることで)6.5くらいまでは上げられるセクションです。
このセクションは、Agosの教材がめちゃくちゃ役に立ちました。
Agosの教材では、どのような種類の問題が来ても対応できるように、いくつかのテンプレを学ぶことができます。
勿論テンプレが使えるのは一部の箇所だけですが、それでも時短やミス防止に絶大な効果を発揮します。
どうしてもその場で書かないといけない箇所もありますが、それも問題集をたくさん解いているうちに自身のちょっとしたテンプレみたいなものが蓄積されていくと思います。
まとめるとライティング対策としては、以下の二点です。
①Agosのテンプレを覚える
②問題集をひたすら解いて、Agosのテンプレで対応が不可能な箇所についてカバーするテンプレを自分の中に蓄積していく
②については、公式問題集の他に以下の参考書を使いました。主にスピーキング対策に使った参考書ですが、本当におすすめなのでこの参考書はぜひ買ってください!
公式問題集は、リーディングと同じく以下のものを使用しました。
これらを解いていると、色々な問題で使える表現が見つかってくると思います。
そういった多くの問題で使える便利な表現集を独自に作っていくのが、効率的なスコアアップ方法だと思います。
Speaking
日本人にとって最大の鬼門のスピーキングです。私も最初は4.5しか取れませんでした。
しかし、最終的に(あまり英会話力が上がることのないまま)6.5を取れましたので、テクニックで乗り切れるセクションでもあるのだろうと思っています。
6.0でもOverall7.0達成はできると思いますが、目標は一旦6.5にしておきましょう。
まず、Agosの授業についてですが、途中から行かなくなりました。
授業のスタイルが日本人同士でペア組んで英会話の練習といった形で、個人的にはあまり意義を見出せなかったので…。
スピーキング対策としては、以下の二点が必要になります。
①英会話力を上げる
②IELTSスピーキングのコツを掴む
①は正攻法ですね。地力が上がれば、当然スピーキングスコアは伸びると思います。
①のために、私はDMM英会話を使っていました。DMM英会話は、IELTS対策の教材が使えるので非常におすすめです。値段もとってもリーズナブルです。
次に説明する②で強化しづらい部分である咄嗟の対応や英会話慣れ(緊張しなくなったり)は実際に会話しないと難しいので、②と併せてDMM英会話はやるべきだと思います。
②については、以下の参考書を使いました。
ライティングのセクションでも書きましたが、この参考書は本当におすすめです!
この参考書を紹介したいがために記事を書いたと言っても過言ではないくらいです。
では、具体的にどう使えるかということですが、単純にテンプレ習得に使えます。
IELTSスピーキングは当然毎回質問内容が変わるのですが、それでも似たような質問を聞かれることが多く、ライティングほどではないですがテンプレ習得は絶大な効果を発揮します。
上記参考書の回答例を覚えながら、自分だったらどう答えるか本に追記しつつテンプレをどんどん増やしていきましょう。
海外大学院の留学準備まとめ
このブログでは、海外大学院への留学準備に関して、試験対策を中心にまとめていこうと思います。
まずは、1. まとめをご覧ください。ここに結論として必要だと思う参考書、サービス等を全てまとめてあります。
詳細は2以降の各セクションをご参照ください。
4. 出願書類準備